ほんわかBL的。のベラさんからいただきました☆
《注意事項》
・廻された方は3日以内にしてください
・嘘書いちゃダメ
・アンカー禁止
・廻した方がルールを守っているか確認してください
・守ってない時は罰ゲーム
《罰ゲーム》
・3日間、語尾に『にゃん』を付けるの刑
・さらにその後3日間語尾に『ですの』をつけるの刑
・3日間自分の一押しの萌えキャラを語るor絵を描くの刑
・さらにその後3日間語尾に「ハァハァ」をつけるの刑
1:あなたの名前は?
urajiにゃん
2:歳はいくつ?
ぼやぼやしていると、直樹を追い抜きそうです。
3:好きなものは?!
風と静けさ(蝉が……)
5:好きなタイプは?
理屈の通る人、会話のできる人。
6:好きな漫画・小説・ゲーム・映画は?
漫画:最近、森脇真末味「夢喰いドガ」を頭の中で反芻中(持ってるけど)
小説:子供の頃までさかのぼって遍歴たどってみます(読書量少ないにゃん)
赤川○郎→内田○夫→Salinger(特にFRANNY AND ZOOEY)→林真○子→中○らも→高○薫→島田○司→京○夏彦
ゲーム:しないにゃん
映画:キスキス バンバン -L.A.的殺人事件
最近誰かと見返してみたいのが、ホーム・フォー・ザ・ホリデイ〜家に帰ろう〜
ワン・ナイト・スタンドはVHSがあるから見返した。要するに、ダウニーJr.〜
7:好きな食べ物は
鶏肉〜
8:好きな音楽は
ひき潮〜Ebb Tide〜 サザンオールスターズ 歌詞情報 - goo 音楽
すげーいい曲だということに、3日前気づいた。エンドレス再生。
9:廻してくれた人は
ベラにゃん
10:廻してくれた人の心の色は
ピンクに赤に、オトコイロ
11:最後にあなたが廻す人達の心イメージカラー
chisにゃん:オレンジとかシルバーとか? かっちょいい感じ〜
というわけで、ネト落ち中のchisさん、よろしくにゃん(ごめん★)
ジャンル:ブログ テーマ:バトン(●´Д)+゜
2008⁄08⁄01 00:11 カテゴリー:バトン回答 comment(5) trackback(0)
《注意事項》
・廻された方は3日以内にしてください
・嘘書いちゃダメ
・アンカー禁止
・廻した方がルールを守っているか確認してください
・守ってない時は罰ゲーム
《罰ゲーム》
・3日間、語尾に『にゃん』を付けるの刑
・さらにその後3日間語尾に『ですの』をつけるの刑
・3日間自分の一押しの萌えキャラを語るor絵を描くの刑
・さらにその後3日間語尾に「ハァハァ」をつけるの刑
1:あなたの名前は?
urajiにゃん
2:歳はいくつ?
ぼやぼやしていると、直樹を追い抜きそうです。
3:好きなものは?!
風と静けさ(蝉が……)
5:好きなタイプは?
理屈の通る人、会話のできる人。
6:好きな漫画・小説・ゲーム・映画は?
漫画:最近、森脇真末味「夢喰いドガ」を頭の中で反芻中(持ってるけど)
小説:子供の頃までさかのぼって遍歴たどってみます(読書量少ないにゃん)
赤川○郎→内田○夫→Salinger(特にFRANNY AND ZOOEY)→林真○子→中○らも→高○薫→島田○司→京○夏彦
ゲーム:しないにゃん
映画:キスキス バンバン -L.A.的殺人事件
最近誰かと見返してみたいのが、ホーム・フォー・ザ・ホリデイ〜家に帰ろう〜
ワン・ナイト・スタンドはVHSがあるから見返した。要するに、ダウニーJr.〜
7:好きな食べ物は
鶏肉〜
8:好きな音楽は
ひき潮〜Ebb Tide〜 サザンオールスターズ 歌詞情報 - goo 音楽
すげーいい曲だということに、3日前気づいた。エンドレス再生。
9:廻してくれた人は
ベラにゃん
10:廻してくれた人の心の色は
ピンクに赤に、オトコイロ
11:最後にあなたが廻す人達の心イメージカラー
chisにゃん:オレンジとかシルバーとか? かっちょいい感じ〜
というわけで、ネト落ち中のchisさん、よろしくにゃん(ごめん★)
ジャンル:ブログ テーマ:バトン(●´Д)+゜
2008⁄08⁄01 00:11 カテゴリー:バトン回答 comment(5) trackback(0)
「髪切るの? だったらここにしなよ。俺の担当、紹介してあげる」
香月に行き付けの美容院を薦められ、篠原はいい加減ボサついてきた頭をなんとかしにやってきた。
「大ちゃんの友達? 聞いてるよ」
若い変なパーマの男が篠原につく。彼のセットは誰がしているのだろうか。
「大みたいな感じで……」
加藤と名乗った美容師は、篠原の髪を一束つかみ、首を振る。
「大ちゃんとは全然髪質も違うし、顔立ちも柔らかいから、似合わないよ」
明らかに香月と同年代と思われている。
「とにかく、短く……」
「任せて」
ただすっきりしたいだけなのに、毛先を巻かれたり、温風をかけられたり、不安になるが、ノリノリの加藤にとりあえずゆだねることにする。途中、自慢話ともくどき文句ともつかぬ話題で、ひっきりなしに話しかけられる。
「どう?」
って、言われても……
相変わらず髪は顔にかかったままで、緩やかなウェーブの縁取りが加わった。
「すごくかわいくなったねー」
加藤は満足そうにクロスを外す。立ち上がるときに尻をもまれたが、あえてそれには触れずに、勘定を済ませ店を出た。
「うわ、なんつーか……」
「フェミニン?」
「そう、それ」
「かわいいなー」
オフィスで口々にはやしたてられ、篠原はうっとうしそうに頭を振った。ぶんぶんと右に左にふくらみ、動きを止めると元の形に落ち着く。
「さすが、サスーンクオリティー」
「なにそれ」
加藤の腕が確かだということは証明された。
「どこのお嬢さまかと思ったよ」
堀田にも声をかけられ、ジュースの缶を手に篠原はうんざりと振り向いた。
「せっかくスケベおやじにさわられないように切りに行ったのにな」
堀田が見透かしたように笑う。
「うっとうしかったから、短くしたかっただけ」
「俺が切り直してやろうか?」
「あんたといると、鉄郎に誤解されるからいい」
「ただの友達だろ? いや、違うな、直樹にとって俺は、父親か」
「それ、笑えない」
篠原が目をそらす。
「思い出したくないのか」
「まーね」
「俺でやり直したくない?」
つい、髪に手が伸びる。
「今更、いーよ、どうでも」
篠原が首をすくめる。
「でもまだ怖いんだろ」
「どーかなーでもまあ、墓から戻ってくることはないんだし」
「俺で克服しとけよ」
堀田が優しく髪をなでる。
「そんな年変わんないじゃん」
「でも、ジジくさいんだろ?」
「ひゃひゃっ」
「優しい中年男もいるって、体で覚えてだなあ」
「その表現、やらしー」
「やらしいけど、やさしいぜ」
「ますます、あやしー」
「お前が嫌がることはしないからさ」
「鉄郎がいるからいいよ」
微笑んでみせる。
「俺以上にやらしーじいさんに手出されたときに足がすくむようじゃ、鉄郎も安心できないだろ」
「なんでそんなこと……」
「分かるよ。お前の中には恐怖と愛情が同時に刷り込まれてんだよ。だから、うまく抵抗できない」
自信たっぷりに言われ、居心地悪く、缶をなでる。
「だとしても、あんたで治せるわけ?」
「言っただろ、俺って優しいからさ、恐怖だけ溶かしてやるよ。鉄郎には無理だぜ、なんたって若いからな、愛情がうまくコントロールできない」
「鉄郎は優しいよ」
「でもときどき、暴走するだろ」
「別にいいんだよ」
「そうやって許してるから、他の奴も引き寄せちまうんだよ」
押し黙った篠原を見て、話題を変える。
「こっちに流して、耳に掛けろよ」
「うん」
「意外といいだろ?」
「まあな」
そのまま、篠原の小さな頭をすっぽりと包み込む。篠原が焦点の会わない瞳で見上げる。
「キス、したくなるな」
「なんで」
「スケベおやじだから」
「ひゃひゃひゃ」
笑いながら堀田の手首をつかみ、そっと抜け出た。
「次はほんとにするからな」
「次はないよ」
「いいんだよ、想像するだけで幸せだから、オジサンは」
堀田の広い背中を頼もしく見送りながら、篠原は缶に口をつけた。
→学祭小話:sugar moon

ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄31 16:01 カテゴリー:GLITCH comment(1) trackback(0)
香月に行き付けの美容院を薦められ、篠原はいい加減ボサついてきた頭をなんとかしにやってきた。
「大ちゃんの友達? 聞いてるよ」
若い変なパーマの男が篠原につく。彼のセットは誰がしているのだろうか。
「大みたいな感じで……」
加藤と名乗った美容師は、篠原の髪を一束つかみ、首を振る。
「大ちゃんとは全然髪質も違うし、顔立ちも柔らかいから、似合わないよ」
明らかに香月と同年代と思われている。
「とにかく、短く……」
「任せて」
ただすっきりしたいだけなのに、毛先を巻かれたり、温風をかけられたり、不安になるが、ノリノリの加藤にとりあえずゆだねることにする。途中、自慢話ともくどき文句ともつかぬ話題で、ひっきりなしに話しかけられる。
「どう?」
って、言われても……
相変わらず髪は顔にかかったままで、緩やかなウェーブの縁取りが加わった。
「すごくかわいくなったねー」
加藤は満足そうにクロスを外す。立ち上がるときに尻をもまれたが、あえてそれには触れずに、勘定を済ませ店を出た。
「うわ、なんつーか……」
「フェミニン?」
「そう、それ」
「かわいいなー」
オフィスで口々にはやしたてられ、篠原はうっとうしそうに頭を振った。ぶんぶんと右に左にふくらみ、動きを止めると元の形に落ち着く。
「さすが、サスーンクオリティー」
「なにそれ」
加藤の腕が確かだということは証明された。
「どこのお嬢さまかと思ったよ」
堀田にも声をかけられ、ジュースの缶を手に篠原はうんざりと振り向いた。
「せっかくスケベおやじにさわられないように切りに行ったのにな」
堀田が見透かしたように笑う。
「うっとうしかったから、短くしたかっただけ」
「俺が切り直してやろうか?」
「あんたといると、鉄郎に誤解されるからいい」
「ただの友達だろ? いや、違うな、直樹にとって俺は、父親か」
「それ、笑えない」
篠原が目をそらす。
「思い出したくないのか」
「まーね」
「俺でやり直したくない?」
つい、髪に手が伸びる。
「今更、いーよ、どうでも」
篠原が首をすくめる。
「でもまだ怖いんだろ」
「どーかなーでもまあ、墓から戻ってくることはないんだし」
「俺で克服しとけよ」
堀田が優しく髪をなでる。
「そんな年変わんないじゃん」
「でも、ジジくさいんだろ?」
「ひゃひゃっ」
「優しい中年男もいるって、体で覚えてだなあ」
「その表現、やらしー」
「やらしいけど、やさしいぜ」
「ますます、あやしー」
「お前が嫌がることはしないからさ」
「鉄郎がいるからいいよ」
微笑んでみせる。
「俺以上にやらしーじいさんに手出されたときに足がすくむようじゃ、鉄郎も安心できないだろ」
「なんでそんなこと……」
「分かるよ。お前の中には恐怖と愛情が同時に刷り込まれてんだよ。だから、うまく抵抗できない」
自信たっぷりに言われ、居心地悪く、缶をなでる。
「だとしても、あんたで治せるわけ?」
「言っただろ、俺って優しいからさ、恐怖だけ溶かしてやるよ。鉄郎には無理だぜ、なんたって若いからな、愛情がうまくコントロールできない」
「鉄郎は優しいよ」
「でもときどき、暴走するだろ」
「別にいいんだよ」
「そうやって許してるから、他の奴も引き寄せちまうんだよ」
押し黙った篠原を見て、話題を変える。
「こっちに流して、耳に掛けろよ」
「うん」
「意外といいだろ?」
「まあな」
そのまま、篠原の小さな頭をすっぽりと包み込む。篠原が焦点の会わない瞳で見上げる。
「キス、したくなるな」
「なんで」
「スケベおやじだから」
「ひゃひゃひゃ」
笑いながら堀田の手首をつかみ、そっと抜け出た。
「次はほんとにするからな」
「次はないよ」
「いいんだよ、想像するだけで幸せだから、オジサンは」
堀田の広い背中を頼もしく見送りながら、篠原は缶に口をつけた。
→学祭小話:sugar moon
ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄31 16:01 カテゴリー:GLITCH comment(1) trackback(0)
「君」
残業の休憩に出たところを呼び止められる。篠原は顔を上げて、軽く固まった。
「まだここにいたのか。大原君は元気かい」
声を出さずにうなずく。かつて大原のスポンサーになろうとした男。というより、本人は篠原のパトロンのつもりだったのかもしれない。立ちすくんでいる篠原を満足げに確認すると、近づいてくる。
「少し、髪が伸びたね」
根元から優しくすく。びくっと肩を揺らしたが、そのままやり過ごす。
「いい子だ」
あ。あいつ……やばいんじゃねーの?
打ち合わせを終え出てきた堀田は、半分笑顔でこぶしを固く握り締めている篠原を見つけ、割って入ることにする。
「勘弁してくださいよー」
篠原の腰を抱き、引き寄せる。
「えっ?」
驚き振り返る篠原に目くばせし、あくまでへらへらと男に笑いかける。
「これ、俺の。ねっ?」
「そうか」
男は好色な笑みをますます深くすると、髪から頬へと手の平を移す。
逆効果か――?
篠原が背後から、堀田のそでをぎゅっと握った。
「こんな所にいたんですか」
そこへ若い声が加わる。
「広尾……」
篠原が口の中だけでつぶやいた。
「会ってもらいたいのは、そっちじゃなくて……」
広尾は男から篠原に目を移す。
「元気?」
「ああ」
そでを握る手に力がこもる。
「こちらへどうぞ」
「ああ」
広尾は営業用のスマイルに戻ると、男を誘導し、去っていった。
「行ったな……」
ほっと一息つくと、堀田は一言言ってやろうと、篠原の方を向いた。
「お前、いやならもっと……」
うっそんな顔するんじゃねーよ。
篠原の不安げな瞳とぶつかって勢いを失う。
「あ」
そでを握る手から力が抜ける。
「鉄郎」
「誤解するなよ」
堀田も篠原の腰から手を離す。
「スケベじいさんに絡まれてたのを助けてやったんだからな」
笑いながら弁解する堀田をちらりと見ただけで、鉄郎は通り過ぎる。
「鉄郎」
あわてて追う篠原を見送る。
あいつら、大丈夫かー?
「鉄郎」
立ち止まって篠原を見る。その目には嫉妬の熱さはなく、ただ冷え冷えとしていた。
「いつも、そうなんですよね……」
「え?」
「篠原さんを助けるのは、いつも俺じゃなくて……」
少し笑って篠原を見る。
「すみません、先、帰ります。一人で考えたいんで」
「ん、分かった」
篠原が静かに引き下がった後、手で顔を覆う。
タバコがほしい。
夜の道に出ると、空を見上げる。今夜は月の魔力が消えている。変に頭の芯がさえわたり、知らなくていいことまで気づかされてしまう。
「テツローさん」
コンビニに向かおうとする鉄郎の前に、香る月が現れた。
「どこ行くの?」
「……別に」
タバコよりも刺激的な存在に、急速に気持ちが奪われる。
「メシ行こうよ」
「ああ」
月のない明るい夜道を香月と歩く。また、あの花の香りをかぎたくなっている自分からは目をそらしながら。
「イタリアン? だめだめ、中華にしよう」
割と気に入っている店に足を運びかけた鉄郎を制し、香月好みの店に引っ張っていかれる。
「ここ、すげーうまいから」
自信満々な笑顔に、食欲がわいた。
「……あと、デザートにマンゴープリンね」
メニューを開くなり、てきぱきと注文を繰り出す香月を、半ばあきれて眺める。
「テツローさんもなんか頼む?」
最後にやっと鉄郎に意見を求める。
「いや、それでいいよ」
食に興味の薄い篠原に対して、食べたい物でもビジョンのはっきりしている香月は新鮮で、悪い気はしなかった。
「こんなに食えるのか?」
「へーきへーき」
並べられた皿の量に一瞬おじけづくが、顔に似合わず次々と料理をほおばる香月に若さを感じる。つられて、鉄郎もはしを取る。
「あ、うまいな」
「でしょー?」
「いつも、こんななのか?」
「いや、色々だよ。今日は中華の気分だからここ」
じゃなくて……
「はっきりしてるんだな」
「そりゃ、自分の欲しい物はいつも把握してるよ」
はしの勢いを止めず、香月がにっと笑う。
「……仕事でもか?」
「まーね。自分のしたいことのためなら多少の我慢はするけどさ、したくないことのために我慢はしない」
「私情で生きてるな」
「もちろん、人生楽しまないとね」
見覚えのある笑顔だった。
「あ、欲情した?」
「まさか」
ただちょっと、まぶしかっただけだ。
「雨だ」
満腹で店を出ると、小雨がぱらついている。
「タクシー……」
「いいよ、気持ちいいからぬれて帰る」
いつも発熱しているみたいな奴だな。
「じゃね、またさびしくなったら呼んでよ」
「え」
顔を上げたときにはもう、香月は交差点の向こう側だった。信号が変わり、車が2人を隔てる。
空を向き、顔で雨を受けた。香月の言うとおり、ほてった頭が冷やされて、気持ちがいい。目を閉じると、まぶたの奥に満月が見えた。その輝きは、香月の生意気な笑顔に似ていた。
→満月(15禁)

ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄27 14:42 カテゴリー:GLITCH comment(1) trackback(0)
残業の休憩に出たところを呼び止められる。篠原は顔を上げて、軽く固まった。
「まだここにいたのか。大原君は元気かい」
声を出さずにうなずく。かつて大原のスポンサーになろうとした男。というより、本人は篠原のパトロンのつもりだったのかもしれない。立ちすくんでいる篠原を満足げに確認すると、近づいてくる。
「少し、髪が伸びたね」
根元から優しくすく。びくっと肩を揺らしたが、そのままやり過ごす。
「いい子だ」
あ。あいつ……やばいんじゃねーの?
打ち合わせを終え出てきた堀田は、半分笑顔でこぶしを固く握り締めている篠原を見つけ、割って入ることにする。
「勘弁してくださいよー」
篠原の腰を抱き、引き寄せる。
「えっ?」
驚き振り返る篠原に目くばせし、あくまでへらへらと男に笑いかける。
「これ、俺の。ねっ?」
「そうか」
男は好色な笑みをますます深くすると、髪から頬へと手の平を移す。
逆効果か――?
篠原が背後から、堀田のそでをぎゅっと握った。
「こんな所にいたんですか」
そこへ若い声が加わる。
「広尾……」
篠原が口の中だけでつぶやいた。
「会ってもらいたいのは、そっちじゃなくて……」
広尾は男から篠原に目を移す。
「元気?」
「ああ」
そでを握る手に力がこもる。
「こちらへどうぞ」
「ああ」
広尾は営業用のスマイルに戻ると、男を誘導し、去っていった。
「行ったな……」
ほっと一息つくと、堀田は一言言ってやろうと、篠原の方を向いた。
「お前、いやならもっと……」
うっそんな顔するんじゃねーよ。
篠原の不安げな瞳とぶつかって勢いを失う。
「あ」
そでを握る手から力が抜ける。
「鉄郎」
「誤解するなよ」
堀田も篠原の腰から手を離す。
「スケベじいさんに絡まれてたのを助けてやったんだからな」
笑いながら弁解する堀田をちらりと見ただけで、鉄郎は通り過ぎる。
「鉄郎」
あわてて追う篠原を見送る。
あいつら、大丈夫かー?
「鉄郎」
立ち止まって篠原を見る。その目には嫉妬の熱さはなく、ただ冷え冷えとしていた。
「いつも、そうなんですよね……」
「え?」
「篠原さんを助けるのは、いつも俺じゃなくて……」
少し笑って篠原を見る。
「すみません、先、帰ります。一人で考えたいんで」
「ん、分かった」
篠原が静かに引き下がった後、手で顔を覆う。
タバコがほしい。
夜の道に出ると、空を見上げる。今夜は月の魔力が消えている。変に頭の芯がさえわたり、知らなくていいことまで気づかされてしまう。
「テツローさん」
コンビニに向かおうとする鉄郎の前に、香る月が現れた。
「どこ行くの?」
「……別に」
タバコよりも刺激的な存在に、急速に気持ちが奪われる。
「メシ行こうよ」
「ああ」
月のない明るい夜道を香月と歩く。また、あの花の香りをかぎたくなっている自分からは目をそらしながら。
「イタリアン? だめだめ、中華にしよう」
割と気に入っている店に足を運びかけた鉄郎を制し、香月好みの店に引っ張っていかれる。
「ここ、すげーうまいから」
自信満々な笑顔に、食欲がわいた。
「……あと、デザートにマンゴープリンね」
メニューを開くなり、てきぱきと注文を繰り出す香月を、半ばあきれて眺める。
「テツローさんもなんか頼む?」
最後にやっと鉄郎に意見を求める。
「いや、それでいいよ」
食に興味の薄い篠原に対して、食べたい物でもビジョンのはっきりしている香月は新鮮で、悪い気はしなかった。
「こんなに食えるのか?」
「へーきへーき」
並べられた皿の量に一瞬おじけづくが、顔に似合わず次々と料理をほおばる香月に若さを感じる。つられて、鉄郎もはしを取る。
「あ、うまいな」
「でしょー?」
「いつも、こんななのか?」
「いや、色々だよ。今日は中華の気分だからここ」
じゃなくて……
「はっきりしてるんだな」
「そりゃ、自分の欲しい物はいつも把握してるよ」
はしの勢いを止めず、香月がにっと笑う。
「……仕事でもか?」
「まーね。自分のしたいことのためなら多少の我慢はするけどさ、したくないことのために我慢はしない」
「私情で生きてるな」
「もちろん、人生楽しまないとね」
見覚えのある笑顔だった。
「あ、欲情した?」
「まさか」
ただちょっと、まぶしかっただけだ。
「雨だ」
満腹で店を出ると、小雨がぱらついている。
「タクシー……」
「いいよ、気持ちいいからぬれて帰る」
いつも発熱しているみたいな奴だな。
「じゃね、またさびしくなったら呼んでよ」
「え」
顔を上げたときにはもう、香月は交差点の向こう側だった。信号が変わり、車が2人を隔てる。
空を向き、顔で雨を受けた。香月の言うとおり、ほてった頭が冷やされて、気持ちがいい。目を閉じると、まぶたの奥に満月が見えた。その輝きは、香月の生意気な笑顔に似ていた。
→満月(15禁)
ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄27 14:42 カテゴリー:GLITCH comment(1) trackback(0)
「いただきま……」
カシャ
「……お前さ、よくメシとか撮ってるけどさ、それ……なに?」
「ああ、ブログつけてんだよ」
「なんで?」
「別に。生きてるあかしを淡々と記録してるだけ」
「お前、死ぬの?」
「そりゃまあ、いつかはな」
「執着があるのかないのか、よく分からない奴だな。俺なら、写真に撮れないようなことやブログに載せられないような体験させてやるぜ」
「いらね」
「その方が、生きてるってカンジ味わえる……」
カシャ
「お前のエロ顔。記念に」
「何の」
「確かに、これは外には出せねーな」
「待ち受けにしろよ」
「絶対やだ」
ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄23 01:17 カテゴリー:カケラ comment(0) trackback(0)
カシャ
「……お前さ、よくメシとか撮ってるけどさ、それ……なに?」
「ああ、ブログつけてんだよ」
「なんで?」
「別に。生きてるあかしを淡々と記録してるだけ」
「お前、死ぬの?」
「そりゃまあ、いつかはな」
「執着があるのかないのか、よく分からない奴だな。俺なら、写真に撮れないようなことやブログに載せられないような体験させてやるぜ」
「いらね」
「その方が、生きてるってカンジ味わえる……」
カシャ
「お前のエロ顔。記念に」
「何の」
「確かに、これは外には出せねーな」
「待ち受けにしろよ」
「絶対やだ」
BL妄想劇場 |
ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄23 01:17 カテゴリー:カケラ comment(0) trackback(0)
「ぬれてる」
「ん」
「ここも」
「あ」
「……ここも……」
「ふ……」
「なめてあげる」
「や……」
「もっと?」
「ん……」
ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄17 22:33 カテゴリー:GAME comment(0) trackback(0)
「ん」
「ここも」
「あ」
「……ここも……」
「ふ……」
「なめてあげる」
「や……」
「もっと?」
「ん……」
BL妄想劇場 |
ジャンル:小説・文学 テーマ:自作BL小説
2008⁄07⁄17 22:33 カテゴリー:GAME comment(0) trackback(0)






